旅行記[2002/05/01・Vol.02 1980年の沖縄]



当時、首里城で唯一現存した守禮門...

  1980年12月、当時大学生だった私は、サークルの仲間とダイビングのため沖縄・石垣島へ行った。石垣島の話はまた改めてするとして、沖縄本島について今日は少しだけ書いてみよう。
 今は壮大な首里城が再建され、守禮門もこの写真とは別物だ。20数年前は、この門以外に昔をしのばせるものは何もなく、観光地としての首里城ではなかった。この写真が暗いのは、天気の加減もあるが、20数年前の写真なので、かなり色あせているからだ。
 この日、石垣島から那覇空港についたあと、羽田行きの飛行機の登場時間まで3時間ほど空いてしまった。もともとの目的は石垣島でのダイビングだったため、本島の観光予定はなかったが、那覇市街でも少しまわってみようと言うことになった。時間が限られていたため、タクシーに乗り運転手さんに聞くと、どうせなら3時間でまわれる観光案内をしようと言ってくれた。それで連れ行ってもらったのが、写真の守禮門や廟などであった。また、昼食に連れて行ってもらったステーキハウスのボリュームと値段の安さにはとても感激し、3時間後にもう一度食べに行ってしまった。20代前半の胃袋は、そんなことをモノともしなかった。当時は、ステーキなんていう肉のかたまりを見ることは滅多になく、それだけでも感動ものだったのだ。
 沖縄の話を書き始めると、膨大な量になってしまう。歴史、戦争、シーサー、琉球ガラス、etc。とても、このページでは語り尽くせないし、もっともっと調べなければ、語る資格もない。このあと、今日までに沖縄は2回訪れている。まだまだ、足りない。しかし、一生のうちであと何回訪れることができるだろうか。
 さて、守禮門でベージュのジャンパーを着ているのが私だが、当時、沖縄へ行くために三軒茶屋で¥5,800円(消費税はまだなかった!)でこのジャンパーを買ったことを思い出した。そして、なんとこのジャンパーはいまだに現役なのである。



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