展覧会[2006/11/30・Vol05 ダリ回顧展]




上野の森を散歩しながら...

  ダリの生誕100年を記念する回顧展が、上野の森美術館で開催されている。と言っても、明日1月4日(木)で終了となる。今さら間に合わないかも知れないけど、もしお時間のある方はどうぞ!
 さて、ダリはゴッホやピカソと共に日本では有名な画家の一人である。実はとても難解なのだけど、楽しめるのだ。それに誰が見ても、「あっ、これダリ?」って思える画風である。そう言う意味では、わかりやすいのだ。まぁ、ダリについては「画家再発見」のところでも書いているので、ここでは詳しく書かない。しかし、中学くらいから奇抜で面白い絵を描くヒトだなぁと思っていた。この辺は老若男女を問わないんだよね。とにかく自分自身をも、一つの作品としていたヒトだから。
 肝心の、上野の森美術館であるが、ここに訪れたのは2回目である。前回は『MOMA-ニューヨーク近代美術館展-』だった。5〜6年前の事だろう。あの時は土曜日で、とても混んでいた。さっとまわるのが精一杯で、とても絵をゆっくり見ている余裕はなく、人を見に行った感じだった。しかし、今回は木曜日の5時過ぎ。「これから美術館見に行くので、早退しますっ!」と会社を出てきた。いい会社である。で、入ったエントランスには人がいない。えぇ〜っと思ったが、さすがに中には結構人がいた。と言っても、余裕があると言うほどではないが、ゆっくり見ることが出来た。でも、ホントはこの日、絵をじっくり見ていたわけではない。一緒に行った人が見入っているのを見ていたのであった。それについては、もう書くのはよそう。なにせ、展覧会について書くコーナーだもんね。
 で、やっぱりダリはダリなのだ。そして、ガラなのだ。わかるとかわからないではなく、ダリなのである。話は変わるが、昨日BSの世界遺産でガウディをやっていた。絵画や彫刻は日本に来ることが出来るけど、ガウディの建築物はそうはいかない。ぼくが唯一行きたい外国と言えばスペインだ。ダリがいる、ガウディがいる、ピカソがいる、カザルスがいる。2030年には、サグラダファミリアも完成するという。まだ、生きてるかも知れないね。いつか、本物を見にスペインへ行きたいと思った回顧展であった。