画家再発見[2002/06/17・Vol.09 Seiji Fujishiro]




懐かしさとともに、心が安らぐ...

  上の影を見れば、誰もが思い出すだろう。そう、カルピスである。と言っても、それはある年代以前の方たちであろうが。もしくは、ケロヨンと言ったほうがピンとくる方もいるかもしれない。たいていの人がどこかで見たことがあるこの影絵の作家は、藤城清治さんという。
 僕が行ったこの美術館は、山梨県の昇仙峡と言うところにある。そのあたりの詳しい話は、旅行記にでもとっておこう。
 さて、「昇仙峡 影絵美術館」には藤城清治の作品のほか、山下清画伯の展示室もある。気ままなアルバムでも藤城清治の影絵を紹介しているが、これは是非実物をご覧ください。小さな子供から、大人・老人までみんなが楽しめるだろう。両サイドに鏡を張り無限に続く影絵、真っ暗な中に浮き立つような影絵、どれを見ても幻想的だ。恋人とのデートにも絶好だろう。
 一方、山下清は裸の大将で有名であるが、この人の貼絵もすばらしい。何となく、子供の頃を思い出させてくれるし、日本のゴッホと言われるのも頷けるのである。
 たまにはのんびりと山の中を歩き、滝を見上げてマイナスイオンに浸り、ふと懐かしい影絵や貼絵を見て一日過ごすものいいのではないだろうか。