ぼくはネコ。 ガラスで造られた猫。 ある日、ご主人様が振り返ってくれたョ。 ぼくのことを見てる。 ぼくだけのことを見てる。 そんな気がしたよ。 勝手な勘違いかも知れないけど。 でもご主人様も、少しはぼくのことを思ってくれてる。 そんなふうに感じるんだ。 ある日、ご主人様があくびをしている。 ホントに眠たいんだね。 でも、そんなご主人様はとってもかわいいよ。 そんなふうにご主人様は、ぼくの前でくつろいでる。 ぼくのこと、少しはわかってきたのかな。 そばにいても、いいのかな。 ぼくのすべてで、つつんであげるよ。 ホントに大切なぼくのご主人様。 ぼくは、ご主人様を想うとき、いつだって優しくなれる。 どんな時だって、あたたかい心になれる。 そんな気持ちにしてくれて、ありがとう。 ぼくはネコ。 ご主人様は、とってもきれいなヒト... |