ガラスの猫 Vol.12[2007/01/21]




一番大切な、ご主人様...

ぼくはネコ。
ガラスで造られた猫。

ある日、ご主人様が振り返ってくれたョ。
ぼくのことを見てる。
ぼくだけのことを見てる。
そんな気がしたよ。
勝手な勘違いかも知れないけど。
でもご主人様も、少しはぼくのことを思ってくれてる。
そんなふうに感じるんだ。

ある日、ご主人様があくびをしている。
ホントに眠たいんだね。
でも、そんなご主人様はとってもかわいいよ。
そんなふうにご主人様は、ぼくの前でくつろいでる。
ぼくのこと、少しはわかってきたのかな。
そばにいても、いいのかな。
ぼくのすべてで、つつんであげるよ。
ホントに大切なぼくのご主人様。
ぼくは、ご主人様を想うとき、いつだって優しくなれる。
どんな時だって、あたたかい心になれる。
そんな気持ちにしてくれて、ありがとう。

ぼくはネコ。
ご主人様は、とってもきれいなヒト...