五木寛之[2002/04/22・Vol.01 風の王国]



当麻寺、二上山、大和の奥津城...

 大無人(だい・む・じん)とは、「大」から「人」を「無くす」と「一」になる。仏教の隠語なんですね。と言うことで、下記となる。

 「一:大無人(だい・む・じん)」
 「二:天無人(てんむじん)」
 「三:王無棒(おうむぼう)」
 「四:署無者(しょむしゃ)」
 「五:吾無口(われむこう)」
 「六:立無一(りゅうむいち)」
 「七:切無刀(せつむとう)」
 「八:釜無金(かまむきん)」
 「九:鳩無鳥(きゅうむちょう)」

 ご存じ(?)、五木寛之の『風の王国』のP312で、「葛城勇覚(かつらぎゆうがく)」が、「速見卓(はやみたく)に「天武仁神講」と「フタカミ講」の説明をしているところ。
 僕は「風の王国」が好きで、二上山には2〜3年前に当麻寺から登ったことがある。大した標高の山ではないのに、ヘトヘト。日頃の運動不足を実感したのでした。もちろん、雄岳の頂上から少し下がったところの「大津皇子」の墓も見てきました。
 さて、なんと当麻寺のホームページがあった! 館長さん知ってましたか?
 しかし、ちょっと... もともと庶民に支えられてきたお寺ではあるのでしょうが、内容は別として、イラストはちょっといただけないかなぁ。
まぁ、興味のある方は覗いてみてください。



Data:風の王国(昭和61年1月新潮社刊)
新潮文庫「い-15-21」、昭和62年4月25日発行
昭和61年→1986年